今、数々の国際コンクールで優勝、上位入賞を重ねているギタリストの斎藤優貴さん。
先日、ユーロストリングス(Euro Strings)のファイナルに出場されました。
この様子はインターネットで生配信され、現在もYouTubeで公開されているので、ご覧になっていない方はぜひご覧ください。
↓
https://youtu.be/NBRBo2kwwjw
一人目が斎藤優貴さんです。
このユーロストリングス、これまで日本ではほとんど情報がなかったと思います。斎藤優貴さんご本人が解説している動画がこちらです。
↓
https://youtu.be/Lb7erH7B1_M
ヨーロッパで始まったギターフェスティバル連盟で、かなり大規模な活動をしているようです。
この動画が公開されたのが2018年11月ですが、動画内で触れられているユーロストリングスのアーティストとしての活動、ソロコンサート、マスタークラス、コンクールの審査などを実際に行っていることがTwitterを見ていると分かります。
日本でもクラシックギターのコンクールの数は増えていて、すそ野が広がっているのかなと思う面もありますが、実際には音楽界の中でギターの存在感が増えているかというと、そうでもない気がします。
クラシック音楽自体が斜陽産業のように言われることがある時代なので、仕方のないところではあります。
そんな中で、ヨーロッパでこんなに大規模にクラシックギターのイベントが開催されているというのは、クラシックギター界にとって非常に明るい話題だなと思います。
ヨーロッパを拠点として活動するギタリストで、斎藤優貴さんほど大々的に発信している方はいなかったのではないかと思います。
これからのギター界を引っ張っていく存在として、注目していきたいと思います。
2019年07月29日
2019年07月26日
ギターコードの押さえ方のコツ
ギターコードの押さえ方のコツについて、興味深い動画を見つけたのでご紹介します。
Yukaさんという方が解説されています。使っているのはフォークギターなのですが、クラシックギターでもほとんど共通していると思います。
↓
ギターコード綺麗に鳴らす6つのコツ | YouTube
6つのコツが解説されていますが、私が特に「なるほど!」と思ったのは
・「その1」の話の中で、2:55くらいからの、弦をフレットに対して押さえるのではなくどうするのかの話
・5:48くらいからの、「その4」の話
です。
無駄な力を使わないこと。体の構造上不自然なことはしないこと。
そのためにはどう考えればよいかが説明されています。左手の力みで悩まれている方は、ご覧になってみると参考になるかと思います。
Yukaさんという方が解説されています。使っているのはフォークギターなのですが、クラシックギターでもほとんど共通していると思います。
↓
ギターコード綺麗に鳴らす6つのコツ | YouTube
6つのコツが解説されていますが、私が特に「なるほど!」と思ったのは
・「その1」の話の中で、2:55くらいからの、弦をフレットに対して押さえるのではなくどうするのかの話
・5:48くらいからの、「その4」の話
です。
無駄な力を使わないこと。体の構造上不自然なことはしないこと。
そのためにはどう考えればよいかが説明されています。左手の力みで悩まれている方は、ご覧になってみると参考になるかと思います。
2019年07月23日
ギター 折りたたみ
折りたたみのギターという発想自体は珍しいものではなくて、以前から存在しました。
ただ、ここまでの完成度のものは、これまでに見たことがありません。
↓
https://youtu.be/X0EO2cczwEw
・ネックを伸ばしたときの形が通常のギターと遜色ない
・折り畳み、組み立ての操作が簡単で、弦をペグでゆるめる必要なし
・折りたたんだときに弦が絡まらない
なお、クラシックギターではなくエレキギターです。
持ち運びに便利なギターとしては、ヤマハのサイレントギターも分解するもかなり小さくなります。
しかし、ネックの折り畳みはできないので、長さは分解しても長いままです。
ネックか折りたためるというのが、シンプルにして最強の方法なのですね。
ただ、ここまでの完成度のものは、これまでに見たことがありません。
↓
https://youtu.be/X0EO2cczwEw
・ネックを伸ばしたときの形が通常のギターと遜色ない
・折り畳み、組み立ての操作が簡単で、弦をペグでゆるめる必要なし
・折りたたんだときに弦が絡まらない
なお、クラシックギターではなくエレキギターです。
持ち運びに便利なギターとしては、ヤマハのサイレントギターも分解するもかなり小さくなります。
しかし、ネックの折り畳みはできないので、長さは分解しても長いままです。
ネックか折りたためるというのが、シンプルにして最強の方法なのですね。
2019年07月14日
ゆっくり弾く練習について
ゆっくり弾く練習が大切だというのは、たまに見聞きする話です。
しかし、どうしてゆっくり練習するのが大切かというのを、私は十分に理解していませんでした。
最近、「これは」と思うことが出てきたのでご紹介します。
開放弦はともかく、フレットを押さえて弾く音があったとします。9フレットセーハの音(例えば4弦のシの音)などが分かりやすいと思います。
その音がアルペジオの一つだったら、通常のテンポで弾くと、1秒にも満たない長さだったとします。
それを、すごくゆっくりのテンポで弾いて、3秒伸ばすとします。
さて、はたして、ビレずに音を伸ばし続けられるでしょうか。
ここで、いくつかの問題が生じます。
まずは、左手の押さえ。先ほどの9フレットセーハをイマージしていただきたいのですが、力任せに押さえたのでは、短時間なら音を出せても、そのあと伸ばし続けるのが難しくなるのではないでしょうか。
この、左手がより確実に押さえられていないといけなくなるというのが一つです。
このことは、音量を上げたときにより顕著になると思います。音が短ければビレないのに、ゆっくり弾いて伸ばすとビレるということがないでしょうか。普段より緊張する本番のことを考えたら、強い音を長く伸ばしてもビレないような押さえ方をしておくべきだと思います。
次に、右手の指が、鳴らした弦に触ってしまわないかという問題。
ある程度のテンポだと、右手の指は遊ぶ余裕がありませんが、すごくゆっくりのテンポの場合には、弾いた指をそのあとどう動かすか、弾いてない指はどこで待っておくか、といったことが問題になりやすいです。
それが曖昧だと、鳴らした弦に触れてしまって音が切れたりビレたりしてしまいます。
そして、音に直接現れませんが、弾いた直後に何を考えているかという、頭の中の問題があります。
一たび音を鳴らしたら、すぐさま次の音のことを考えるべきです。左手はどの指をそのままに、どの指を離して、何フレット移動してどんなフォームに移行するのか。そんなことをイメージすると思います。
これを、いかに早く行うかというのが、曲をスムーズに流れさせるのに重要になってくると思います。
ところが、速いテンポで弾くと、音を弾いたと思ったら、すぐさま次の音を弾かなければなりません。次の音を弾く前に頭の中で次の音に対応する左右のての形や出したい音をイメージする前に、ポジション移動が始まってしまういことも多いのではないでしょうか。
これだと、いくら練習してもミスが減っていかないと思います。
ゆっくり練習する段階で、しっかりと頭の中で次のことをイメージする練習をしておくことで、速くしてもそれができるようになっていくのだと思います。
これこそが、ゆっくり練習することの最大の意義ではないかと思います。
まとめると、ゆっくり弾く練習で私の感じている大きな利点は次の2つです。
・実際のテンポよりも音ビレが起きやすい状態で練習することになるので、本番の技術的な余裕が生まれる
・「次の音を事前に頭の中で準備する」ことの練習になる
ゆっくり弾く練習については、「上達のためのスーパースロー活用法」として現代ギターに記事が掲載されたことがあります(2016年9月号)。
執筆はギタリストの堀井義則さん。とても参考になります。
↓


現代ギター 2016年 09 月号 [雑誌]
しかし、どうしてゆっくり練習するのが大切かというのを、私は十分に理解していませんでした。
最近、「これは」と思うことが出てきたのでご紹介します。
開放弦はともかく、フレットを押さえて弾く音があったとします。9フレットセーハの音(例えば4弦のシの音)などが分かりやすいと思います。
その音がアルペジオの一つだったら、通常のテンポで弾くと、1秒にも満たない長さだったとします。
それを、すごくゆっくりのテンポで弾いて、3秒伸ばすとします。
さて、はたして、ビレずに音を伸ばし続けられるでしょうか。
ここで、いくつかの問題が生じます。
まずは、左手の押さえ。先ほどの9フレットセーハをイマージしていただきたいのですが、力任せに押さえたのでは、短時間なら音を出せても、そのあと伸ばし続けるのが難しくなるのではないでしょうか。
この、左手がより確実に押さえられていないといけなくなるというのが一つです。
このことは、音量を上げたときにより顕著になると思います。音が短ければビレないのに、ゆっくり弾いて伸ばすとビレるということがないでしょうか。普段より緊張する本番のことを考えたら、強い音を長く伸ばしてもビレないような押さえ方をしておくべきだと思います。
次に、右手の指が、鳴らした弦に触ってしまわないかという問題。
ある程度のテンポだと、右手の指は遊ぶ余裕がありませんが、すごくゆっくりのテンポの場合には、弾いた指をそのあとどう動かすか、弾いてない指はどこで待っておくか、といったことが問題になりやすいです。
それが曖昧だと、鳴らした弦に触れてしまって音が切れたりビレたりしてしまいます。
そして、音に直接現れませんが、弾いた直後に何を考えているかという、頭の中の問題があります。
一たび音を鳴らしたら、すぐさま次の音のことを考えるべきです。左手はどの指をそのままに、どの指を離して、何フレット移動してどんなフォームに移行するのか。そんなことをイメージすると思います。
これを、いかに早く行うかというのが、曲をスムーズに流れさせるのに重要になってくると思います。
ところが、速いテンポで弾くと、音を弾いたと思ったら、すぐさま次の音を弾かなければなりません。次の音を弾く前に頭の中で次の音に対応する左右のての形や出したい音をイメージする前に、ポジション移動が始まってしまういことも多いのではないでしょうか。
これだと、いくら練習してもミスが減っていかないと思います。
ゆっくり練習する段階で、しっかりと頭の中で次のことをイメージする練習をしておくことで、速くしてもそれができるようになっていくのだと思います。
これこそが、ゆっくり練習することの最大の意義ではないかと思います。
まとめると、ゆっくり弾く練習で私の感じている大きな利点は次の2つです。
・実際のテンポよりも音ビレが起きやすい状態で練習することになるので、本番の技術的な余裕が生まれる
・「次の音を事前に頭の中で準備する」ことの練習になる
ゆっくり弾く練習については、「上達のためのスーパースロー活用法」として現代ギターに記事が掲載されたことがあります(2016年9月号)。
執筆はギタリストの堀井義則さん。とても参考になります。
↓
現代ギター 2016年 09 月号 [雑誌]
2019年07月12日
愛の夢 クラシックギター
かつてマリオ・パロディ(Mario Parodi)というギタリストがいたのですが、その方の編曲したリストの愛の夢(S.541)が、とても秀逸です。
この曲、もともとは歌曲でリスト自身によってピアノ独奏用に編曲されたものです。
ピアノ曲をギターで弾くと、どうしたって和音の音は減りますし、メロディーラインも元のままというわけにはいかなくなります。
なかなか原曲以上の魅力を持たせるのは難しいところですが、このパロディの愛の夢は、ギターでここまでできるのかという出来になっていると思います。
ピアノ曲の編曲だとディアンスが素晴らしいものをいくつも残していますが、それ以前にも優れた編曲を行うギタリストというのは存在していたのですね。
こちらのギタリストの方が、素晴らしい演奏をされています。
↓
この曲、もともとは歌曲でリスト自身によってピアノ独奏用に編曲されたものです。
ピアノ曲をギターで弾くと、どうしたって和音の音は減りますし、メロディーラインも元のままというわけにはいかなくなります。
なかなか原曲以上の魅力を持たせるのは難しいところですが、このパロディの愛の夢は、ギターでここまでできるのかという出来になっていると思います。
ピアノ曲の編曲だとディアンスが素晴らしいものをいくつも残していますが、それ以前にも優れた編曲を行うギタリストというのは存在していたのですね。
こちらのギタリストの方が、素晴らしい演奏をされています。
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プロフィール
年齢:30代
性別:男性
職業:Web関連
一言:はじめまして。ブログを訪問していただきまして本当にありがとうございます。
クラシックギター歴15年くらいになります。合奏から始めて現在も合奏もやっていますが、独奏歴もだいぶ長くなりました。クラシック音楽全般に興味があります。
自己紹介
↑
以下の記事に、詳細なプロフィールを書いています。よろしければご参照ください。

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