2019年08月09日

新しい弦の落とし穴

練習よりも本番の方がミスをしやすい。



これは、誰しもが同意することだと思います。




本番の方がミスをしやすい理由はいろいろと考えられますが、今回は「新しい弦」という観点で見ていきたいと思います。

普段からこまめに弦を交換していれば本番で焦ることもないのですが、私のように古い弦を使いがちな方は、こんな点が落とし穴になると思います。


・調弦が安定しなくて気になる
・低音弦の共鳴が思ったより大きくて気になる
・左手で低音弦を擦るノイズが思ったより大きくて気になる



一つずつ見ていきます。


まずは調弦。これは言わずもがなのですが、弦を張ってある程度経たないとピッチはどんどん低くなってしまって安定しません。

経験上、調弦を安定させるためには、弦を張ってからどれくらい時間が経ったかというのはあまり関係がありません。それよりも、弦を張ってからどれくらいの時間を調弦に費やしたかが重要だと思います。


ついつい調弦が少し狂ったまま弾いてしまったりすると思うのですが、とにかくこまめに調弦をします。すると、意外と早く安定してくるものです。

昔部活で合奏をやっていたとき、高音弦は2週間前、低音弦は1週間前に変えるように指導されたことがあります。

これは、調弦の頻度が少ないとそれくらいの期間がないと安定しないかもしれませんが、個人練習では気になったらすぐ調弦。パート練習や合わせのときは弾いていないときは常に調弦するくらいの気持ちでいたら、数日で安定すると思います。

ちなみに、私の主観ですが、サバレスの弦は安定するのが非常に速いと思います。サバレスであれば、当日変えても問題ないと思います。

SAVAREZ 500AR





次に、低音弦の共鳴の問題です。例えば1弦の開放弦を弾くと、ミュートしたり押弦したりしていない限り、5弦と6弦のハーモニクスのミの音が鳴ると思います。

この鳴りは、古い弦と新しい弦では、段違いに新しい弦の方が鳴ります。

弦を交換すると、より、消音が気になってくるということです。



特に、本番のステージは静かなのでなおさら気になるでしょう。コンクールの本番前の練習室は混んでいてうるさかったりするわけですが、そういう環境だとこういう繊細な音が聞こえてきません。

普段の練習も、極力静かな場所で行うことで、本番に近い気づかいができるようになるのだと思います。



共鳴の問題と近い問題として、左手を離すときや、ポジション移動のときに鳴る雑音の問題があります。

高音弦はいくらスライドさせても気になりませんが、低音弦は新しい弦ほどこの音が気になります。ポジション移動はおろか、ただ、同じポジションで指を離すだけでも雑音が鳴ってしまいます。

この雑音も、古い弦だと気にならないのが、新しい弦だとやたらと大きく、キーンという金属音のようなものになって気になります、





他にもあるかもしれませんが、この3つは普段古い弦で練習していると対応できない問題です。

本番も新品ではなくやや使い込んだ弦で弾くというのであればよいですが、そうでないならば、普段の練習も新品に近い状態の弦で行うことが非常に重要であると言えるでしょう。



5セットで、しかも長持ちするEXP弦。愛用しています。


ダダリオ D'Addario EXP45×4 EXPコーティングクラシックギター弦[ノーマルテンション]
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2018年11月26日

オプティマ 感想

オプティマ(OPTIMA)という弦を試した感想です。


オプティマ(OPTIMA)ギター弦 No6.SNHT スペシャルシルバー・クリアナイロン・ハイ セット


交換直後に思ったのはこの2点でした。

・高音弦が安定するのがめちゃくちゃ速い
・低音弦が太い

コンサート直前に交換しても、そんなに問題にならないのではないかと思いました。


ただ、やはり時間を置くと高音弦の音は下がってきました。
高音弦の音質は丸みが少なくクリアーな印象で、以前記事にしたマグマ弦と似ているかなあと思いました。


Magma Strings
posted by 管理人 at 18:54| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月23日

Magma Strings

マグマ・ストリングス・・・?




とある楽器店に行ったら安くなっていた弦。しかも、2段階も安くなっていたのです。気になって購入しました。周りで使ったことのあるという話も聞いたことがありませんし、情報が少なそうなので詳しく感想を書いてみたいと思います(と言って、あまり流通していなそうなのですが)。
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箱を開けると
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こんな感じで全体が袋に入っています。
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その袋を開封すると、紙袋が6つ出てきます。3弦の袋だけ色が違うのが気になりました。あの感じだと、お店にかなり長い期間置かれていた可能性もあります。3弦だけ古いのか?と疑ってしましますが、気にしても始まりません。
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開封しました。高音弦は曇っていて、手触りはザラザラしていました。
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きっと少しさびれた感じの音がするので、ルネサンス系の曲には良いかも?というのが見た目の印象です。



低音弦は、紙袋の他に、さらに個別にビニールの袋に入っていました。ある程度長期保存にも耐えられそうなパッケージです(根拠はありません)。
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次に、弦を交換してみた感想です。

高音弦は柔らかくてしなやかです。細いので1弦は抜けないように注意が必要でした。最初、ザラザラだから大丈夫だと思っただが、途中で一気に抜けそうになりました(結び目を作ったので抜けてはいないです)。

2弦は1弦の最初の様子を見て油断して結び目を作りませんでした。ただ、結果的には大丈夫でした。


先ほどしなやかだと書いたのですが、ナイロンはナットに巻き付けるときにかなり弾力があって大変ですが、紐のようにと言ったらさすがに言いすぎですが、そんなしなやかさがあるので曲げるのが楽でした。

それから、ねじれも見られなくて、弦をそんなにしごかなくても大丈夫な感じでした。



ちなみに、低音弦はねじれてうねりまくっていて、何度もクロスでしごいたものの真っ直ぐにできたか不安が残るくらいでした。




続いては肝心の弾いてみた感想です。

低音弦のシャリシャリ感は一切なしでした。シルバーコーティングのお陰なのか、弦が古かったのか、判断のしにくいところです。弦の古さのせいではないとしたら(古くなかったら大変失礼いたしました)


高音はきらびやかなツヤツヤした音は出ない。少しくすんだ音でした。見た目や触ったときの感触通りの音です。

高音弦の太さは細いですが反発は大きくないと思いました(私が買ったのはミディアムテンションですが)。

音程は安定していると思います。ここは、カーボン弦の期待通りですね。



一番驚いたのは高音弦と低音弦の音質の違いが小さいことです。大聖堂第2楽章冒頭の和音を2弦開放、3弦11f、4弦12fで弾いてみると、よく分かったのですが、この音質のバランスの良さはすごいです。逆に、高音と低音の音色の違いでコントラストをつけようと思っても難しいかもしれません。


それから、カーボンの高音弦は音が良く伸びます。

ナイロンだと、弾いた瞬間がとても大きくて、そのあと一気に小さくなる感じがしますが、カーボンだと徐々に減衰していく感じがします。


多声的な音楽をやるのにはとても良いと思います。


メロディーを複数の弦に渡って弾く場合には、音が残らないように消音をしっかりしないと濁りが気になりました。





初めて弾いてみた感想はこんなところです。あとは、どれくらい日持ちするかというところ。これはまた後日書きたいと思います。

最後に、貴重な(?)パッケージの写真をお楽しみください。

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楽天で購入できるようですが、確認した時点ではハイテンションしか在庫がありませんでした。Amazonは販売ページはありましたが、現在取り扱いなしとなっていました。

Magma Strings/CARBON クラシックギター弦 Fluorocarbon/ GC110C,GC120C【マグマ・ストリングス】【メール便OK】
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2018年05月12日

高音弦のハーモニクス

気のせいかもしれませんが、ハナバッハのカスタムメイド、ローテンションは、高音弦のハーモニクスが鳴りづらい気がします。
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2017年12月06日

弦ってこんなに固かったっけ?

サバレスのエクスクルーシブに弦を張り替えました。(記事を上げようと思って忘れていたので、替えたのは今日ではなくてもう少し前です。)



前回張っていたのは、記憶だと確か、低音がオーガスチンの青で、高音がサバレスの何かだったと思います。

変えてから、2月くらいかと思うのですが、低音弦は完全に音が曇った状態でした。変えたらまあ音が伸びること。伸びるのは高音弦も一緒ですが、これは弦の特性もあるのかなと思います。



張り替えて変わったのは音の伸びもそうですが、右手の指が感じる弦の固さもだいぶ違います。やはり、テンションの高い弦は質感が固いですね。

固い方が指の抜けも悪くなるといいますか、力がいるのかなと思っていたのですが、実際には意外にも、指の抜けはよいです。これは高音弦も低音弦も同様でした。

反発力は確かに強いのですが、そのぶん、指から離れるときにスッと離れてくれます。


テンションの低い弦の場合には、弦を変形させて離すという感覚が強いですが、テンションの高い弦の場合には、変形させるという部分はあまり感じず、どちらかというと力を加えていくと弦が変形する間もなく通過していくという感覚かなと思います。


弦をキャッチするときの微妙な圧力の変化までしっかり意識したいときにはローテンションの弦を使うのが良く、指の抜けを良くしたい場合には、逆にハイテンションの弦の方が効果的なのかなと今は感じています。(また、時間が経つと違った印象を持つ可能性もあります。あくまで現時点での話です)
posted by 管理人 at 13:53| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする